ご挨拶

 2022年度春季大会学術講演会は,オンライン・リアルタイム方式で開催させていただくことになりました.本学での開催は2013年春以来9年ぶりとなり,本来であれば装い新たとなった大岡山キャンパスに皆さまをお迎えし,大会を挙行することを楽しみにしておりました.コロナ禍が急速に収束の様相を見せた企画時は,対面リアル方式での開催可能性について実行委員会メンバーで多面的に検討いたしましたが,第6波再来やο株蔓延の懸念があり開催時の状況が予測不能なことから,一部イベントを除きオンライン・リアルタイム方式のセッション構成とさせていただきました.

 最近はネット上での会議や講義が普及し,参加者の皆様がネット上での発表に慣れ親しんでおられること,通信環境もこの2年間にかなり改善されてきたことなどに鑑み,オンライン・リアルタイム方式でも会場の雰囲気を保ちながら有意義な発表と情報交換が可能であろうと期待しております.一方,贈賞式や定時社員総会などの関連事業に関しまして,2021年度秋季大会での成功をもとに,大会中日における実地開催を予定しております.限られた範囲ではありますが,会員の皆様との直接かつリアルなコミュニケーションの場となれば幸いです(今後の状況によりオンラインの可能性があります).

 コロナウイルスの来襲以来2年間で,生活様式や勤務形態が激変するとともに,精密工学の技術的な分野においても,PCR検査数増加のため検査工程のロボット化が必要とされたり,集積回路不足が自動車の生産に影響を及ぼすなど,関係が遠いように見えた技術間に大きな関連性があることが露呈してまいりました.精密工学は機械加工や測定の「粋」という領域から発展して来ましたが,現在ではユビキタスな存在として重要な「基盤技術」に変貌したように思えます.あらゆる分野を横断的に捉えられる視点として,本分野の重要性がますます増しているのではないでしょうか.

 学術講演会は「精密工学」をキーワードとした広範な関連分野の最新成果・動向を会員間で共有できる大変有意義な機会であります.皆様のご参加を実行委員会一同,心よりお待ち申し上げております.

2022年度春季大会実行委員会 委員長  初澤 毅

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